肩関節脱臼

肩関節脱臼とはABOUT

肩関節脱臼とは、いわゆる「肩が外れた」状態のことを言います。肩関節は、小さなお皿のような肩甲骨の関節窩の上に、上腕骨頭というボールのようなものが乗っているのですが、構造上お皿よりもボールの方が大きく不安定なため、激しい衝撃を受けるとボールがお皿から外れてしまうことがあります。これを脱臼と言います。若年層では、一度脱臼すると癖になりやすく、これを「反復性肩関節脱臼」と言います。

肩関節脱臼の原因CAUSE

肩関節脱臼は、外部から強い力を受けることで上腕骨頭が関節の外に押し出されることで起こります。ラグビーやアメリカンフットボール、柔道など激しく人と接触するコンタクトスポーツなどで起こりやすく、スキーやスノーボード、自転車競技などの転倒によっても発生します。また、日常生活においても転倒時に手をついたときなどに起こることもあります。

肩関節脱臼の症状SYMPTOM

脱臼した直後は肩関節に強い痛みを伴い、関節の動きが制限され、時には全く動かせなくなる場合もあります。脱臼した際に神経を損傷しているとしびれを引き起こすことがあります。
また、一度脱臼を引き起こして治療せずに放置してしまうと、その後は肩の角度によって肩が外れそうな不安な感じを生じたり、より弱い力で脱臼を起こしやすくなったりします。

肩関節脱臼の診断・検査DIAGNOSIS

医師の所見による「脱臼不安感や痛みの程度」「しびれの状態」を評価し、さらに詳しく診断するためにレントゲン検査(X線検査)、軟部組織の損傷や骨折の有無を見るためCT検査やMRI検査を行います。

肩関節脱臼の治療TREATMENT

肩関節脱臼の治療は、脱臼を整復後きちんと固定を行い、損傷部位が修復されればリハビリ後普通に動かせるようにはなりますが、損傷部位が修復されず、その後も日常生活やスポーツ活動において脱臼を繰り返すようであれば、手術を行います。

保存的療法

脱臼したままの場合、まずは関節を元の位置に整復します。そして、肩専用の装具を用いて患部を固定します。その後は医師により肩の中の修復状態を確認しながら徐々にリハビリテーションを行い、肩の動きを改善していきます。
整形外科河村医院(大阪市港区)では、スポーツ復帰に向けて、スポーツトレーナーによるリハビリを行っております。

手術治療

手術は、損傷した組織を縫合し修復します。骨の損傷が激しい場合には、骨を移植する手術を追加します。鏡視下手術(関節鏡で行う手術)で行う場合と、直視下手術(関節鏡を使わない普通の手術)で行う場合があります。手術後は装具による固定を行い、リハビリテーションを手術後の状態や時期に合わせて進めていきます。試合に出場できるレベルへのスポーツ復帰までの時間は種目にもよりますが、鏡視下手術、直視下手術とも約6ヶ月かかります。
当院では肩関節を専門とした医師により、症状の程度や肩の状態、スポーツ種目などを考慮し、最適な治療方法をご提案いたします。

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